AJEの英文校正を最大限に活用する方法

AJEでは、原稿の英文校正を通じて研究者の皆様をサポートする機会を大切にし、すべてのお客様に素晴らしい経験をしていただきたいと願っています。ここでは、原稿を英文校正に出す際に役立ついくつかのヒントをご紹介します。

最終更新日:2022年8月31日

A researcher typing a manuscript on a computer for further editing by AJE

初めてAJEのサービスを利用される方にも、長年ご利用いただいているお客様にも、常に期待される以上のサービスを提供できるように心がけています。

さて、より良い英文校正を受けるためにも、著者が校正を依頼する前にご自分でできることがいくつかあります。 AJEで最も経験豊富な校正者の一人が、校正者の視点について、著者に知っておいていただきたいことを以下にご紹介します。

できるだけ完成度の高い原稿で依頼しましょう

原稿の完成度が高いほど、研究内容や論旨について校正者がより深く理解できるので、よりきめ細やかで一貫した校正を行うことができます。もちろん、これは英文校正サービスですので、依頼される原稿が本当の意味での「最終稿」ではありません。ただし元の原稿に文章の抜けや不明瞭な点が多いと校正者が何度も著者に確認することとなり、品質にも影響が出ます。

引用するときは要注意

言い換えであっても直接引用する場合であっても、他の学者から得た知見は、必ずご自分の研究分野の引用ルールに従って引用しましょう。特に人文科学分野では、他の情報源から引用した文章は全て引用符で正しく囲むよう、最善の注意を払う必要があります。そうでないと、校正者がどの文章を校正し、どの文章をそのままにすべきか判断することが難しくなります。引用について不明な点がある場合は必ず著者に確認しますが、より明確にしておくとよいでしょう。

AJEができること・できないこと

AJEは、研究、執筆、出版に関する倫理を非常に重視しております。これは、内容の修正、加筆、剽窃の問題が解決できないことを意味します(上記の引用に関する注意をご参照ください)。

私たちのサービスは、文法、言い回し、句読点、および研究分野に固有の用語にフォーカスすることによって、著者の原稿の分かりやすさと読みやすさを改善することです。従って、段落の並び替えや論文の構成を変えることはできません。

英文校正を依頼する前に、原稿を同僚や指導教官に見てもらって全体の流れや論旨に問題がないか確認してもらうと良いでしょう。特に論文原稿が複数の著者から執筆されている場合はなおさらです。このような基本的な部分が押さえられていると、より効果的で正確な校正を提供できるようになります。

いろんなオプションを選べます

スタンダード校正とプレミアム校正のどちらが適していますか? 多くの方がプレミアム校正を選択されます。プレミアム校正では、同じ論文の再校正のサービスを無料で無制限に利用できますので、多くの場合スタンダード校正を何度も購入するよりも経済的です。AJEのカスタマー・サービスが、お客様の状況に応じて適切なサービスをご紹介します。

AJEには英文校正以外のサービスもあるのをご存じでしょうか?科学や研究のコミュニケーションがより多様化し、視覚的でマルチモーダルになったことに対応すべく、AJEでは研究者の方々が様々な方法で研究成果を伝えられるようなサービスを開発してきました。図表のフォーマット、イラストのカスタマイズなどの図表サービスを提供しております。

論文投稿に関するサービスとして、ジャーナル推薦サービス無料のカバーレターのテンプレートもご用意しております。さらに、通常LaTexで作業している場合はそのフォーマットで編集するため、Microsoft Wordとの変換の手間を省けます。

語数を減らす必要はありますか?

抄録(アブストラクト)に語数制限があるジャーナルの場合は、アブストラクトがより簡潔になる(または長くならない)ようにしますのでお知らせください。お申し込みフォーム中に、アブストラクトの語数制限の有無に関する質問があるので、必ずご回答ください。また、原稿全体の語数を減らす必要がある場合も遠慮なくお申し付けください。文章を大幅に削減する、または意図が変わるような編集は決してしませんが、文章が簡潔になるような校正になるよう努めます。

重要な用語はありますか?

原稿をご提出いただく際に、校正中に変更すべきでない優先用語をリストアップするように求められます。これについては少し時間をとって考えてください。どのような専門用語でも構いません。今日の学術研究は高度に専門化しており、新しい用語や概念も出てくるかと思います。それらを把握しておくことは論文を校正する際に有用です。

書式をきれいに整えて

英文校正を依頼する時点では、論文原稿は下書きの段階のため、文章や見出し、小見出しや書式(太字やイタリック体などの使用)が統一されていないかもしれません。しかし、フォントが揃わず、見出しに一貫性がないと、校正者にとって原稿が全体的により分かりづらいものになってしまいます。

最後になりますが、お困りのことがありましたらいつでも私たちにお声がけください!お客様の状況やAJEのサービスに関してご質問がある場合は、当社のサポートチームにご連絡ください。

著者
タグ
原稿執筆著者リソース編集AJEのサービス
目次
SNSで共有
FacebookTwitterLinkedInCopy linkEmail
メルマガに登録
AJE Scholarの最新記事やお得なクーポンをいち早く入手するために、メルマガに登録しましょう

プライバシーポリシー